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2008年5月 3日 (土)

4月26日(土)の重要な出来事

久しぶりに時系列の日記を書こうと思う。26日(土)にあったこの出来事を、多くの人に伝える必要を感じるからだ。
でもこんなことを言うと(ノッポさんのことだからビルマ人と連れ立って長野に行ってきたんだろう)と思う人もいるかもしれない。
僕はこの日は都内におり長野に行ってはいないが、実は長野での出来事と同じかそれ以上に重要かも知れない出来事があったのだ。
でも長野での動きと比べればこちらの方は余りにも知られていない。だからその直接の目撃者である僕が伝えなければならないのだ。

小雨のぱらつく26日の昼、僕は北品川のミャンマー大使館前にいた。
門を締め切ったままのミャンマー大使館前には朝の8時半から、150人ほどにも上るビルマ人が行列をつくっており、時おり警察が通行人のじゃまになる(?)ので退去するよう説得に来ていた。
しかしビルマ人らは整然と列をつくっており、たまに車が通れば脇によける。警察の言い分は理解に苦しむものだった。
僕は知り合いのビルマ人らと、「(警察は)こんなことやってるヒマがあったら、長野にでも行ってた方がいいんじゃない」と軽口をたたいてもいた。

(この日の午前中の様子、写真)
『ムキンポの忍者ブログ』4月26日より
品川散歩2(御殿山篇)
在日ビルマ大使館前抗議行動
http://mkimpo.blog.shinobi.jp/Entry/445/

自転車で通りかかった男性が僕に「何をされているんですか?」と聞いてきた。
僕は、昨年8~9月のビルマでの僧侶決起を受けて、ミャンマー軍政が5月10日に新憲法案承認を問う国民投票を実施予定であり、その在外投票が26、27の土日に予定されていること、
ここにいるビルマ人のほぼ全てがこの新憲法案を承認する意思がなく、そもそも1990年5月のNLD(国民民主連盟)圧勝を受け、軍政が政権を退くところからスタートすべきと考えているであろうことなどを説明した。
自転車の男性は僕にとても感謝してくれた。

(参照記事)
『最新のお知らせ』4月24日より
在日ビルマ人にも投票権を!
http://pfbkatsudo.blogspot.com/2008/04/blog-post_5765.html
『東京新聞』4月25日朝刊より
ミャンマー新憲法案賛否 軍政、ひそかに在外投票
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2008042502006390.html
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2008042502006390.html#print
『JANJAN』→IPSヘッドライン 4月23日より
ビルマ:軍事政府を免責する新憲法
【バンコクIPS=マルワーン・マカン・マルカール、4月17日】
http://www.news.janjan.jp/world/0804/0804225458/1.php
RIGHTS-BURMA: New Constitution Gives Impunity to Military
By Marwaan Macan-Markar
http://ipsnews.net/news.asp?idnews=42019
http://ipsnews.net/print.asp?idnews=42019

午後1時10分過ぎだろうか、ついに増派した警察が、実力行使に踏み切った。全く無抵抗(少なくともほとんどは)のビルマ人と僕らサポーターに対し、強制排除に乗り出したのだ。その後、男性1名が隊員を殴った公務執行妨害の現行犯で逮捕、と報じられてはいるのだが。
(その後の新聞報道では「こぜりあい」と書いている向きが多いが、これは事実と反する。明らかに警察の一方的な介入だったからだ)
僕も引きずられこそしなかったが、この時に警察官に離れの公園まで無理やり押し出された一人だ。僕は「あなたたちの中で、誰か一人でも殴られたとか怪我をしたとかいるんですか? 暴力を振るっているのはあなたたちじゃないですか」と抗議した。
でも警察官は一切それには答えず、「わかったわかった」とか言いながら、無理やり僕を公園まで押し出していった。途中、倒れたままの人(多くは女性)や散乱した履き物などをいくつか目にした。
下記でその時の動画を観ることができる。

『在日ビルマ人共同行動実行委員会』4月26日より
大使館前でミャンマー人と機動隊衝突
http://jacjapan.blogspot.com/2008/04/blog-post_27.html
『TBS News』4月26日 18時20分 より
大使館前でミャンマー人と機動隊衝突
http://news.tbs.co.jp/20080426/newseye/tbs_newseye3838038.html

こちらは当日の写真

http://picasaweb.google.co.jp/kopour/2008426
http://picasaweb.google.co.jp/kopour/200842602
http://picasaweb.google.co.jp/uthanwin2006/JPPolicesViolenceToDemocraticAtVotingInTokyo

ミャンマー大使館と公園との間にはせり出しがあるため、公園からミャンマー大使館前の様子は一切見ることができない。僕はまだミャンマー大使館前に残っている仲間と連絡を取りあい、状況確認を続けながら、事態の推移を見守っていた。
公園ではビルマ人らが「日本の警察はミャンマー軍事政権と同じだ!」などとシュプレヒコールを始めている。僕も「こんなことのためにあなたたちは警察官になったのですか?」と彼らに訴えた。

なお、後日知ったことだが、当日の長野市においても日本の警察は理解に苦しむ行動をしている。書き手の憤りが伝わる下記日記、できれば目を通して頂きたい。

世界最低の国、日本
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=787996903&owner_id=2071143

こちらも参考までに。

『骰子の眼』4月29日より
ネットで話題、産經新聞大阪版だけが伝えた聖火リレーの真実!【必読】
http://www.webdice.jp/dice/detail/346/

話を戻すと、実は僕はこの日の午後、早稲田でイラン難民の男性のお話しを聞く会に出席のため、当初より途中で場所を抜ける予定だった。後ろ髪を引かれる気持ちだったが、2時半過ぎに僕はなお騒然とする現場を抜け、北品川駅から早稲田に向かった。

早稲田に着いたのは3時半過ぎだった。2時からの会だったので大幅に遅れてしまったが、20人ほどの中に多くの顔なじみの在日難民支援者が見えていた。自己紹介を求められた僕は、ミャンマー大使館前であった事態について全員に報告した。
イラン系クルド人のGさんはいつもベレー帽をかぶり、とても温和で感じのいい中年男性である。
パーレビ国王時代のイランで十数年、職業軍人だったが、79年のイラン革命政権がクルド人の軍務を禁じたことにより職を追われてクルド地域に移り、イラン革命政権軍のクルド地域侵攻にあたり、反政府側に立って戦うことになる。
その後彼はスパイ活動を命じられてテヘランに戻り、密かに軍の情報をクルド地域に伝える活動に従事していたが、身元が割れる寸前のところで出国し、来日を果たした。彼の来日後の17年間にわたる苦労については、今野東参議院議員がブログで詳しく触れておられるので参照して欲しい。

『平和の種 □参議院議員今野東のブログ□』3月18日より
Aさんの在留特別許可
http://blog.livedoor.jp/azumakonno/archives/50488043.html
『難キ連ホームページ』行事・予定より
http://members3.jcom.home.ne.jp/nankirensato/gyoujiyotei.html

お話しを聞く会の終了後、6月20日の世界難民の日に合わせて東京と大阪で行われるイベントのためのミーティングに出席した。
東京集会では、先ほど話されたGさんを含め、3名の在日難民の方にスピーチして頂こうという話になった。僕からは、ビルマの少数民族カチン族のカンダアウンリーさんに打診してみることになった。もう一人はキューバ人の女性である。

『2008年「世界難民の日」全国リレー』
http://rafiq.jp/wrd/index2.html
『2008年「世界難民の日」全国リレー』賛同のお願い
http://rafiq.jp/wrd/sandou.html
チラシPDF(表)
http://rafiq.jp/wrd/08flier.pdf
チラシPDF(裏)
http://rafiq.jp/wrd/08flier02.pdf

(カンダアウンリーさんの講演内容の要約を下記アドレスにて読むことができる。『ビルマ国境ニュース』第9号、PDFファイル方式の12~13ページ)
http://www.cncjp.org/files/burma_borderline_news.pdf

ミーティング終了は夜8時近かった。実はこの日の6時から、高田馬場のビルマ料理店での食事会に呼ばれていたのだが、店に着いたのは8時20分頃だった。
お店では、ビルマの少数民族シャン民族の女性のスピーチが終わったところだった。昼のミャンマー大使館前にいたメンバーも多く、僕は到着してすぐ、その時の状況について報告した。
ビルマのシャン料理のお店「ノングインレー」はもう僕にはおなじみの店だが、それでも初めて幼虫の揚げ物料理を食べるなどできた。

シャン料理「ノンインレー」Nong Inlay
http://blog.maisong.jp/?eid=262834
http://www.ayeyarwady.com/myan_restaurant/nonginlay/index.htm
『骰子の眼』3月20日より
ビルマ料理店:「食」から覗くビルマ文化
http://www.webdice.jp/dice/detail/154/

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